4月から新生活が始まって、新しい環境に馴染めなかったり、仕事がうまくいかなかったり……。
好きな人が落ち込んでいて、恋愛どころじゃないっぽい。
こんなときは、そっとしておいた方がいいのかな?
そんな風に感じている人もいるのではないでしょうか。
だけど、失恋したときに、話を聴いてくれた男友達を好きになってしまった。
就職活動で自信がなくなったとき、たまたま知り合った就活生と付き合い始めた。
というように、自信をなくしていたときに、恋が始まった経験はありませんか?
それは、偶然ではないんです!
相手が自信をなくしているときこそ、恋が始まるチャンスだとしたら!?
今回は、そんな心理のメカニズムを解説します。
・自信のなさと好意の関係性
心理学者のウォルスターは、自信を失っているときに好意を示されると、その人に対する好意度が上がると発表しました。
これを、「好意の自尊理論」といいます。
ウォルスターは、このような実験をしました。
女子学生に性格検査を受けさせ、結果を待つ間にイケメンに会わせます。
イケメンにデートの誘いを受けた後に、検査の結果を女子学生に伝えます。
それが自信を持つような結果である場合と、自信を喪失するような悪い結果である場合では、後者の方がイケメンに対して好意を抱いていたことがわかっています。
つまり、自信を失っているときは、自分を高く評価してくれる人に好感を持つということです。
・好きな人が自信を失っているときの接し方
自分自身に対する評価が下がっているときは、人の優しさが沁みます。
自尊感情を満たしてくれる人を好きになることも、十分に考えられます。
それでは、「好意の自尊理論」を活用した接し方の3つのポイントを解説します。
1. 普段から好意的な接し方をする
自信を失ったときに思い出してもらうためにも、普段から相手を褒めたり、好意的な関わりをしておく必要があります。
そうすることで、「あの人ならわかってくれるはず」と相談を持ちかけられ、接近するチャンスが訪れます。
2. つらい気持ちに共感を示す
まずは、親身になって話を聴いてあげることが大事です。
このとき、その人の感情に寄り添うように心掛けてください。自分の体験やアドバイスを話したくなっても、最後まで話を聴くことが大切です。
つらそうな表情をしていたら、同じような表情で話を聴くといいですね。
「こう言ったら好きになってくれるかも」という計算はしないで、気持ちを理解することに集中しましょう。
3. 自信が回復するまで励ましながら待つ
落ち込んでいるときの方がチャンスではありますが、自信が回復するまで付き合うのは待った方がいいですね。
男性は女性を幸せにしたいという気持ちが強いため、それができない状況では恋愛を始めようとしないからです。
ですから、自信が回復するまでは結論を急がずに、好きな人を励まして信頼関係を築くようにしましょう。
いかがでしたか?
好きな人が弱っているときにつけ込むのではなく、精神的に支えることで恋愛のチャンスが巡ってくるということです。
様子がいつもと違うと感じたら、まずは話を聴いてみてくださいね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆◆婚活で使える心理学を学びませんか?◆◆
ワークブック「ココロの婚活ノート」を使って、婚活でリアルに使える心理学講座を開催しています。次期は5月より大阪と和歌山で開催します。
詳細は、ホームページをご覧ください。
http://kokoronokonkatsu-note.com