イレクショナル占星術で開運日を探そう!

イレクショナル占星術で開運日を探そう!

 

運を開く日、開運日。それらの選定方法は東洋と西洋では異なります。東洋占術や暦の開運日についても理解しつつ、西洋占星術の開運日についての理解を深めてみましょう。


出典: Pixabay

そもそも開運日とは?

 

開運日とは、事を始めるによき日、縁起のいい日という意味ですね。
大安吉日、一粒万倍日、天赦日といった日めくり暦に掲載されているものが代表格です。

 

大安吉日は鎌倉時代から使われていた六曜または六輝という暦ですが、民間に定着したのは江戸時代後期との事。結婚式や宝くじの購入などに大人気の吉日の代表ですね。

 

一粒万倍日と天赦日は二十四節気と日の十二支から算定されるものです。一粒の種籾が育って万倍に増えるように良いことがどんどん増えていく吉日ですが、悪事を為すとそれも増えていくそうなので注意が必要ですね。
天赦日は天が全ての罪科を許す日という意味で喜ばれています。

 

江戸時代には庶民も気にするようになった開運日ですが、文明開化を謳った明治政府によって吉凶のある暦はいったん廃止されます。しかし民間人による根強い支持があり、現代まで残ってきたならわしです。

 

ヨーロッパでは中世キリスト教の時代に「占い・まじない」が表向きは排斥されました。しかし不安な日々を送る人心の拠り所として、占星術の火種が消えることはなかったのです。その後も熱心な占星家による研究の継続と支持者のおかげで占星術も受け入れられる世の中になったのは、年代こそ違えど日本の流れとも共通していますね。

 

大切な行事などを決める際、縁起をかつぎたくなるのは「開運日」に対する漠然とした夢と信頼があるからでしょう。なんとなく物事がうまく運ぶ日があるのではないかというイメージです。

 

また○月○日が開運日と聞くとそれに向けて何かやってみようかと思ったりしますね。
東洋の干支や節気を組み合わせて出す開運日は、方位学と同じようにあながち捨てたものではないと思っています。

 

さて、西洋占星術では開運日をどのように選定するのでしょうか?
その前に、多くの人が陥りがちな「開運日ではない有名な天文現象」をお伝えしておきましょう。

 

 

 

スーパームーン、日食、月食は開運日にあらず

 

日食や月食はテレビでも報道される注目を集める天文現象ですね。それと近年話題のスーパームーンは月の軌道が地球に近い場所で起きる大きめの満月です。特別感があるのでその日を大事なイベントに当てようという人もいるかと思うのですが、これらは開運日とは言えません。

 

下の項目「西洋占星術で開運するには『月』を選ぼう」でも書きましたが、新月・満月はその瞬間から12時間以上開けた方がいいのです。特に日食や月食は影響力が強いため、前後1週間は日取り選びに使わない方が身のためです。

 

スーパームーンは一説によると良い影響があるらしいですが、やはり満月なので開運日としてはわざわざ選ぶ必要はないでしょう。もっともスーパームーンの月明かりの下のパーティーなどは楽しそうではありますね。

 

ちなみに「春分の日」は一年の始まりとしてふさわしい日ですので、この日を物事のスタートにするのは悪くはないです。しかし以下に述べる観点からすると必ずしも開運日と言えない場合もあると覚えておいてください。

 

 

 

西洋占星術の吉日選び「イレクショナル占星術」とは?

 

近年のモダン占星術では「惑星に吉凶はなく捉え方によって吉にも凶にも変化する」という考え方が主流です。しかし古来からの占星術では星座と惑星の組み合わせや、惑星そのもの、惑星の位置関係等にはっきりとした吉凶をつけていました。

 

占星術の日取り選びである「イレクショナル占星術」では、そういった諸々の判断基準を用いて、目的の内容に沿った日取りを選びます。
例えば結婚式や結納の日なら金星の状態が良い日とか、重要な会議やイベントの日取りなら水星や木星の状態が良い日などがふさわしいでしょう。

 

しかし詳細な星の見方で調べるとなると、占星術師でも慣れた人でないとなかなか選定できないものです。
ここでは占星術にさほど詳しくない人でも気軽に使える開運の日取り選びを紹介いたします。


出典: Pixabay

西洋占星術で開運するには「月」を選ぼう

 

夜空に浮かぶ月、細い月から丸い月、見えない月まで様々な姿を持つ身近な天体ですが、私たちの日常生活や体調・健康などと密接な関係を持っています。月の状態が良い時に事を為すのは、日取り選びにおいてのスタート地点です。

 

 

・ボイドタイムを避ける

ボイドタイムは月の運行と他の惑星との関係性によって起きる「空白の時間 魔の時間」です。(詳しくは以前の記事 https://uraspi.com/fortune-telling/161 を参照ください。)

 

だいたい2日に1度起こりますが継続時間はその時々で違っていて、短い時はほんの数秒、長い時は2日間近くボイドという事もあります。

 

ボイドタイムを調べるには「ボイドタイム表 無料」で検索すると見つかるでしょう。スマホ用アプリも何種類かあるので、物事をスタートしたいと思いついた時にボイドタイムかどうかをすぐ調べられるようにしておくといいですね。

 

ちなみに、イベントを企画する際にはイベント当日がボイドかどうかも大事ですが、重要なミーティングや企画書の提出時がボイドタイムにかからないような注意も必要です。

 

しかしボイドタイムは全てNGというわけではなく、単純な飲み会や軽いパーティのようなその場限りの遊びや温泉でのんびりするような事柄にはOKです。ボイド中に決めた予定は無効・変更になりやすいので、そうなっても良い案件なら大丈夫です。

 

 

・新月、上弦の半月、満月、下弦の半月を避ける

新月は物事のスタートに良いという説がありますが、出来れば新月の瞬間から12時間以上経ってからスタートすると良いでしょう。ぴったりの新月は光が全く見えないので、細い月の光が見え始めた以後の方が良いわけです。新月の瞬間を調べるのが困難な人は旧暦の1日(新月の日)を外して旧暦2日目以降に設定するのがいいでしょう。

 

新月から満月に向かう、月が膨らんでいく時期(増光期)は物事の開始には良い時期ですが、ぴったり半月になる前後はお勧めできません。上弦の半月・下弦の半月は月と太陽の角度が90度になり、計画が変更になるなど想定外の事態に見舞われる可能性があるため注意が必要です。

 

また満月は物事を「完成させる」「終わらせていく」にふさわしい時期なので、満月の瞬間から物事を開始するのには適しません。せめて満月の前日までには行動するのがおすすめです。

 

満月から新月に向かう月が痩せていく時期(減光期)も終わらせていくプロセスですが、どうしてもこの時期に何かを始めるのであれば、半月の前後と新月の直前(12時間以上)は避けつつ、「何かを終わらせると共に始める」という意識を持つようにしましょう。

 

 

・月のエッセンシャル・ディグニティがなるべく良い状態を選ぶ

エッセンシャル・ディグニティ(品位)とは、ある惑星にとってどの星座にあるのが居心地が良いか、または居心地が良くないかというのを表すものです。
その時々の月がどの星座にあるか調べられる方でしたら、なるべく上記の項目をクリアしたうえで、月のディグニティを見てください。

 

月が蟹座または牡牛座にある時が良い状態です。いっぽう月が山羊座または蠍座にある時はいまひとつなので、物事を開始する時は気をつけつつ進めましょう。


出典: Pixabay

プラネタリー・アワー(惑星時間)を活用する

 

初めて聞く方も多いとおもいますが、プラネタリー・アワーという時間の分け方があります。1週間が7つの曜日で構成されているように、1日の中にも7つの惑星「土・木・火・太・金・水・月」が支配する時間があるのです。その曜日や時間を活用して、テーマに沿った惑星の助けを得るのもいいでしょう。

 

土星の時間ー困難に立ち向かい努力を要する時間のかかるテーマに取り組むのに良い時間。

木星の時間ー発展させたい事なら何を始めるのにも良い時間。

火星の時間ー火や金属を扱う事、運動、スポーツなどに取り組み始めるのに良い時間。

太陽の時間ー有名人や社会的影響力のある人と繋がりを保つための行動に良い時間。

金星の時間ー恋愛、芸術活動、社交、娯楽や喜びに関する事を始めるのに良い時間。

水星の時間ー手紙、メール、電話などで連絡を取る事、資格取得や学びの一歩に最適な時間。

月の時間ー日常生活、家族に関した事、女性や子供のケア、家事や炊事を始めるのに最適な時間。

 

 

 

プラネタリー・アワーの調べ方

 

例えば土曜日の朝、日の出後の約1時間は「土星時間」になり、その後の約1時間は「木星時間」という風に、惑星時間は廻ります。1日の中にある惑星の時間が3〜4回ずつある計算になるのですが、その時間は日の出と日没が基準で、季節によっても地域によっても異なるため、日の出の頃以外のプラネタリー・アワーは専用のサイトやアプリを調べる必要があります。

 

・プラネタリー・アワー(惑星時間)を調べるには?

サイト

https://planetaryhours.net

※Enter your city に都市名をローマ字で入力後、選択する必要があります。自分の地域が出てこない場合は隣の市区町村などを入力してみてください。

 

アプリ Hours – a Planetary Hours Calculator

http://www.lunarium.co.uk/Android/Hours/(Android 用)

http://www.lunarium.co.uk/iPhone/Hours/(iPhone、iPod touch 用)

Lunarium が提供するスマートフォン用のプラネタリー・アワー計算アプリ。

※Select で国名(Japan)を入れると都市名が選択できます。

 

 

西洋占星術の開運日を詳しく調べるには?

 

以上は開運日を調べるイレクショナル占星術の技法のほんの一部です。詳細に開運日や開運時間を調べるにはプロの手助けが必要です。例を挙げれば…

 

・月が移動していく流れの中で、古典的に吉星とされている惑星とどのタイミングで関わり合うか読みとっていく。

・開運したいテーマに関係する惑星とハウスを選定し、アスペクト(角度)や関係性を調べる。
・アセンダント(上昇点)の主星とその位置、他の惑星との関係性。

・MC(天頂)の主星とその位置、他の惑星との関係性。

・古典的に凶星とされている惑星が害をなさない位置にあるか。

・上記が開運したい本人のホロスコープと良い関係を持っているか。

 

……などなど、非常に細かいチェックポイントを探っていく必要があります。
その作業の中で、タイミングの取捨選択があり妥協もしつつ、なるべく良い状態の開運日を探す。それがイレクショナル占星術といえるでしょう。

 

 

月のエッセンシャル・ディグニティについては前半で書きましたが、実は今現在、土星が水瓶座にいるため状態がとても良く、2023年3月上旬までその期間は続くのです。

また、木星が今年の一時期と来年、魚座に入る時期、木星のエッセンシャル・ディグニティもとても良くなります。

 

そういった強い惑星が良い状態にいる時にそれらを活かした開運日を探ることは、自分自身の運気の底上げにもなり、ひいては周囲の人たちにも恩恵をもたらす事になるでしょう。

 

 

開運日を選定してご自分の夢や希望を叶える一歩を踏み出してみませんか?

 

 

※今回の記事は、西洋占星術研究家/占星魔術研究家の芳垣宗久先生に監修していただきました。

 

 

 

西洋占星術師:ホシハルカ