日食を巻き起こす張本人、ドラゴンヘッドとテイルのキーワード

日食を巻き起こす張本人、ドラゴンヘッドとテイルのキーワード

 

関東では暑い日々。梅雨入り宣言も出ましたが、もうすぐ夏至ですね。

今年、太陽が夏至点に到達するのは6月21日の午前6時43分です。

同じ日の午後17時頃には日本の各地で部分日食が観測できます。


出典: Pixabay

今回の日食は日本全域から部分食を確認する事ができます。欠けが最大になる時間は日本時間で17時10分。南に行くほど欠ける部分が多くなりますが、グアムや台湾、中国の南部、チベット、インドの北部、アラビア半島、アフリカ大陸の一部で金環日食が見られます。
日本でも8年前に金環日食が観測出来たのは記憶に新しいですね。

 

日食や月食が起きる仕組みは、太陽の通り道「黄道」と月の通り道「白道」の交点である「ノード」が関係しています。黄道と白道は最大で5度の傾きがあります。交点は2点あり、昇交点を「ドラゴンヘッド」、降交点を「ドラゴンテイル」と呼びます。

 

この交点、ドラゴンヘッドとテイルはぴったり180度になるため「ノード軸」とも言います。色々な名称があり複雑ですね。ノードは惑星ではないのですが、占星術では「感受点」と呼び重視しています。
※感受点には他にもアセンダント、MC、リリスやミッドポイント、パートオブフォーチュンなど様々な種類があります。

 

さて、ノードは惑星ではないため目には見えないのですが、計算でその位置を出せるため天文暦などには載っています。
ノードは占星術ではどのような意味のある感受点なのでしょうか。

 

 

ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルの意味する事

 

元来、ノードを占星術に活用していたのはインド占星術でした。
インド占星術で「ラーフ」「ケートゥ」と呼ぶものが西洋では「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテイル」に当たります。インド神話には、日食や月食が起きるのは不死の龍が太陽や月を隠すためという話があります。

 

実はインドでは吉星扱いになるケートゥが、西洋占星術ではテイルとしてあまり善い意味を持ちません。凶星扱いになるラーフが、西洋ではヘッドとして善い意味を持つのです。

 

東洋と西洋で意味合いが逆になる…研究をしていて混乱するところなのですが、よくよく考えると西洋と東洋はあらゆる事柄で発想が根本から違ったり、意味が逆になることが多いですね。文法の違い、言語の成り立ちの違い、衣類の作り方や着方の違いなど…。具体例として、龍は東洋では神的な存在なのに、西洋では悪と言われます。西と東は表と裏のようにカルチャーショックを与え合う関係性なのでしょう。

 

西洋占星術では、ドラゴンヘッドは「新しく向かうべき方向、良い因縁、身近な家族的な関係、トライすると発展する事」を示します。
一方、ドラゴンテイルは「古い因縁、カルマ、過去にやっていた事、もう慣れていて飽きた事、才能はあるが発展性のない事」を示します。

 

おそらくインド占星術では、ヘッドの意味する「新しいスタート」を「欲望・煩悩」として退け、テイルの意味する「過去にやっていた慣れている事」を「多才・自己犠牲、徳を積む」と捉えたのでしょう。

 

ですので、ドラゴンテイル・ヘッドのどちらが善い悪いとは一概に言えません。ただ多くの研究者の見解で、現代ではドラゴンヘッドの方に向かうと未知で不安はあれど発展し、ドラゴンテイルの方に向かうのは旧知の逃げ道のような印象を受けるのです。

 

例として、自分自身の出生図のドラゴンテイルが何らかの惑星の影響を受けると、過去の経験を再体験する事になったり、慣れたことを頼まれたり、昔住んでいた場所を訪れる機会がある等、振り返りの印象を持ちます。が、そこに新たな冒険はなく、ノスタルジーや黒歴史を味わうことが多々あります。逆にドラゴンヘッドが強く刺激される時には新たなチャレンジ、ワクワクドキドキの誘い、発展の予感があるのです。

 

ノード軸、ヘッドとテイルの周期と動き方

 

ノードの動きについてですが、公転周期は18.6年、1つの星座におよそ1年半滞在します。
動きについては、黄道12星座の通常の順番とは逆向きに移動していくという特徴があります。
2020年の4月まで蟹座にいたヘッドは、5月から双子座、2022年1月には牡牛座、2023年7月には牡羊座に入るというわけです。

 

そのドラゴンヘッドが双子座、ドラゴンテイルが射手座に入ったのは今年、2020年5月の事ですが、最寄りの場所で新月になるタイミングが夏至の日だったため、日食が起きるのは蟹座0度になります。これもまた意味深なのですが、その話はまた機会があれば…。

 

さて、ノードが次の星座に移動するまでの1年半〜2022年1月までの期間〜双子座のドラゴンヘッドと射手座のドラゴンテイルが皆さんに指し示すのはどのような事でしょうか。


出典: Pixabay

2020年5月〜2022年1月までの着目点

 

ドラゴンヘッドが双子座に、ドラゴンテイルが射手座にある期間、何を心がけたら良いのかをまとめてみました。

 

おすすめの内容は

 

・旅行や移動は近距離&短期中心。

・日常的な移動でも柔軟にルート変更するのが吉。

・交通手段、乗り物や靴をちょくちょく変更するのも吉。

・幅広い情報収拾のため、普段読まないような雑誌やメディアを視聴。

・好奇心を柔軟に。

・様々な立場の人との平等な対話を重視。

・自分の発想や考えた事をこまめに発信。

・軽口、ジョーク、笑い話、手品など笑いを取れる技を習得する。

・SNSを活用する。

・地域の書店、ブックカフェ、図書館、コミュニティーセンターを活用。

・軽い気持ちでちょっとした勉強を始めてみる。

・ちょっとした予定、小さな計画を積み重ねていく。

・目先の小さな喜びや幸せに立ち返る。

・何でも楽しんでみる。

 

一方、それほどおすすめしない内容は

 

・壮大な計画、長期的でグローバルな予定は大きい声では言わない。

・宗教や思想、スピリチュアルな事を過度に発信し過ぎない。

・カリスマを目指さない。

といったところ。予定は今後の情勢によって変わらざるを得ないかもしれず、臨機応変な態度が必要であることと、思想的なことを大きな声で言っても「またー?」「今さらー?」「はいはい、わかったわかった。それより明日の予定はどうする?」と言われかねないためです。

 

 

これらの意味合いも、各人のホロスコープの状態によって変わってきますので一概には言えませんが、今後1年半の間は遠出をするよりは近場でウロチョロしながら楽しく過ごすのがおすすめです。

 

西洋占星術師:ホシハルカ