西洋占星術〜12星座研究 その10「山羊座徹底研究」

西洋占星術〜12星座研究 その10

「山羊座徹底研究」

山羊座のスタートは「冬至」です。そこから「小寒」を経て、水瓶座の入り口「大寒」までの期間が山羊座シーズンです。山羊座徹底研究、始まります。

ホロスコープは個人によって様々、人によっては山羊座に惑星が複数入っている場合や、全く入ってないという場合もあり得ます。星座や惑星の影響は無意識の「元型」として存在し、様々な現れ方をするものです。あなたの内にある山羊座に興味の目を向けてみましょう。

※以下、星座名がひらがなになっているものは実際の空の星座(コンステレーション)、漢字になっているものは占星術上の星座(サイン)です。


出典: Pixabay

 

やぎ座(空の星座)の神話・伝説

真夏の夜空をひっそりと彩るやぎ座は三等星以下の恒星で形作られる、目立たないけれども古くからある星座です。最も明るい恒星はデルタ星のデネブ・アルゲディ。公的な秩序を維持しつつ人を助けるという意味を持っています。

ローマ神話ではカプリコルヌス、ギリシャ神話ではアイギパーンという名の牧神がモチーフ。オリンポスの神々がティターン族と戦った時、牧神の中の一人アイギパーンがほら貝を吹き鳴らしました。その音に驚いたティターン達が逃げ出した事が勝利につながり、功績を称えられやぎ座として空に上げられました。ほら貝を探しに海に潜ったため上半身は山羊、下半身は魚の姿になったという話です。

別の逸話によるとオリンポスの神々がナイル川のほとりで宴会をしている最中に怪物テュポーンが乱入してきました。怪物から逃げようと神々はとっさに姿を変えて天上へ帰ります。パーンは急いでナイル川に逃げましたが、慌てたため上半身は山羊、下半身は魚という姿に。神々はその姿が面白かったのか、記念として空の星座にしたということです。

いろいろな戦い方がありますが、アイギパーンのように他者とは違った唯一無二の戦い方で仲間達を勝利に導くというのもやぎ座らしいエピソードですね。

 

太陽が山羊座にある節気「冬至」と「小寒」とは

太陽が黄経270度〜春分点から四分の三を経過したポイントが冬至点です。北半球では最も昼が短く夜が長い、つまり日照時間が最も少ない日ですね。陰陽でいうところの「陰」の極みであり寒さはここから更に厳しくなります。寒の内の起点である「小寒」を経た後、水瓶座の入り口である「大寒」で寒さのピークを迎えます。北国は雪と氷に閉ざされ、それ以外の地域でも霜柱や薄氷が見られる季節です。この時期ならではの炬燵に蜜柑でもいいですが、せっかくですからウインタースポーツを楽しむなどして元気に乗り切りたいですね。

受験生にとってはこの時期が追い込み。風邪などひかない様、暖かくして不断の努力を続けてくださいね。

二区分ー女性星座

三区分ー活動宮

四区分ー地の星座(土)

守護星ー土星

身体部位ーふくらはぎ、脛(すね)、骨格と皮膚

 

山羊座は牡羊座から数えて10番目の星座。自己実現とか社会的な活動を意味するエリアに当たります。守護星の土星と季節的な意味を考えると、冷えて固く乾燥して長持ちするという象意があり、努力と忍耐、苦労の末に成功をつかむ大器晩成の星座です。控えめで実力重視、質実剛健をモットーとし、下積みから大会社の社長に上り詰めるようなイメージがあります。

地の星座らしく安定感がありますが、活動宮なので常に目標を追いかけ活動しています。物事に取り組む時は一所懸命ですが無益な事には手をかけず、長い目で見て有益な方向、得をする方向に努力するタイプです。その場だけ楽しいレジャーに散財するよりは形に残るものに投資したいでしょう。

また自分の立脚点や広げていく範囲についても限定する傾向があり、家庭や地域や分野などの活動拠点を決めて実感できる形で広げていくでしょう。学生なら部活動でのポジションを決めて地区大会→県大会→全国大会を目指す……など、具体的な計画を立てます。毎日・毎週・毎月のルーティンワークや毎年の行事を大事にするでしょう。華やかなものや一時のブームで消え去るものより、長い年月を経てきた信頼のブランドやアンティーク品に安心を覚えます。社会的な慣習も大事にするでしょう。

職種としては公務員や堅い業種のサラリーマン、OL、管理職、取締役、社長などに適性があるほか、学校や地域の役員、伝統的な職人、教師、研究者、僧侶、指導者、政治家、法律家などにも向いています。ただ原理原則に縛られすぎないよう、柔軟な視点を忘れないようにしたいですね。

長い時間をかけてコツコツ積み上げていくことにかけては12星座中トップの山羊座。険しい山もなんのその、頼もしいことこの上ないです。

 


出典: Pixabay

個人天体が座にある場合の特徴

 

太陽が山羊座の人の性格

自分の役割や目標を設定すると休みなく努力を続けるタイプ。自己に厳しいのは良いのですが他者への寛容さを忘れないよう心がけたいところです。

 

月が山羊座の人の性格

おとなしく真面目であまり子供らしくない幼少期を過ごすようです。尊敬できる人や偉人をモデルとして自分を成長させていくタイプです。

 

水星が山羊座の人の性格

勤勉な秀才タイプで、目標達成のための計画を立てるのが得意です。順を追って説明するので話が長くなりますが丁寧な解説をします。

 

金星が山羊座の人の性格

モノトーンや古風な雰囲気、わびさび的な抑えた表現に美意識を感じます。派手なものや目立つ事には関心はあってもなかなか自分を開放しづらいようです。

 

火星が山羊座の人の性格

地域や団体活動に燃えるたちで、仕事やスポーツにかける情熱が豊富。実績主義やワーカホリックになりすぎないよう注意が必要です。

 

山羊座に惑星が入っていない人

古いものや伝統的な事柄への興味や関心があまりないかもしれません。長期的展望のために今努力する意味がピンとこないかもしれません。一気に新しいものに改革しようとするかもしれません。でも年を重ねて経験する山羊座的な出来事により徐々にそういった視点を取り入れる必要が出てくるでしょう。歴史の積み重ね、法律や規範の必要性を理解していきましょう。

 

山羊座のひとりごと

 

自分は頂点に上り詰めた。ここまでの間どれほどの努力を重ねてきたか、どれだけの犠牲を払ってきたか、思い返すと自分自身を讃える気持ちになる。目標を決めてからの年月、ほかの皆がのんびり遊んでいる時にも、自分は荒地を耕し岩山を休まず登り、常に我と我が身を鍛えあげながらやっと頂上にたどりついたようなものだ。ここからは様々なものが一望にできる。成功していない者にはそれなりの理由があり、成功者にはそれを裏付ける理由があるのだ。自分は若いころから将来を見通してプランを練って実行してきた。欲を言えばもう少しロマンスや楽しみが欲しかったような気もするが……。自分のような者が社会を形作り、他のものの平和を守っているという事を忘れられないためにも、記念碑を建ててこの地域のシンボルにしようではないか。

 

西洋占星術師:ホシハルカ