【手相】「アルツハイマー・ADHD・自閉症と関係のあるシドニー線」  

【手相】「アルツハイマー・ADHD・自閉症と関係のあるシドニー線」  

■今はあまり伝えられなくなった「シドニー線」とは

今は手相の書籍や講座でもあまり聞かなくなった線に「シドニー線」というものがあります。

航空線のような名前ですが、1972年にオーストラリア、シドニーでの小児科の学会にてパーヴス・スミスさんが「シドニー線」を研究発表したことで手相学にも取り入れられることになりました。


photo by 花岡正人

 

シドニー線の定義は、研究発表によると『頭脳線が小指の中線軸を超えて手の平のフチに向かって伸びている線』とされています。

あくまで、手のフチ方向まである長い頭脳線のことを指していて、感情線と頭脳線が1本になった「マスカケ線」とは異なることも述べています。

 

つまり、一見マスカケに観えるシドニー線も感情線がしっかり現れている見え方であり、マスカケとは異なります。

 

ですが、近年の手相学では、手の平フチまで1本貫いている線は「マスカケ線」として扱うことが多く、感情線が別に存在している場合は「変形マスカケ」という言い方が一般化しているようです。

 

そして、今はシドニー線という言葉があまり使われなくなった理由の一つとして、その研究発表で示されたシドニー線を持つ人の特徴が、先天性疾患や脳障害の意味として過大解釈されたり、不安を助長することになってしまわないようにしてきた結果、マスカケ要素の意味が強くなっていったものと考えられます。

 

実際、マスカケの要素も多く含む線でもありますが、今回は、昔の研究発表と掌紋医学、手相学でのシドニー線の意味を説明させていただきます。

 

■シドニー線はダウン症のお子さんに多くある線?

元々、1972年の研究発表の前から、マスカケ線(学会ではモンキー線と言っています)は、1960年後半にはダウン症の人に現れやすい線として発表されていて、シドニー線は、その亜種として指摘されていました。

 

その線を、先天性風疹の人にも多く現れているという発表として、パーヴス・スミスさんが新たに「シドニー線」の発表をしたという流れがあり、その後の研究も含め、シドニー線と関係があると言われている疾患や遺伝的病気には、以下のようなものがあります。

 

  • ダウン症候群
  • 先天性風疹
  • 小児白血病
  • アルツハイマー型認知症

 

この発表があったので、シドニー線は悪名高い線になってしまいました。

ですが、このような疾患がある人にシドニー線を持っている人の比率は高いものの、過半数が持っているわけではなく、シドニー線があっても、このような疾患が無い人の方が圧倒的に多いのです。

そのため、現在の手相学では、疾患と結び付けるシドニー線の意味は薄くなり、頭脳線が真横に延びる現実的志向の高い頑固な資質としてマスカケの資質と重ねる場合が多くなったと考えられます。

(医学的統計の研究では、元々、マスカケの方が先にダウン症との関係が発表されていて、マスカケの体質的要素を多く持っているとも言えますが、資質として、マスカケ同様に一般的な思考とは異なる天才肌の才能が出ることも多い特長も現れやすいです。)

 

▼シドニー線の手相学としての捉え方

 

手相学では、変形マスカケ線として捉えられることが多く、確かにマスカケの資質の要素は多く含みます。

 

  • マスカケ線

真っすぐ横に延びる感情線と、真っすぐ横に延びる頭脳線が1本に繋がった相です。

横に延びる感情線の意味となる「相手がどう思おうと自分の愛情・情熱をストレートにぶつけていく行動的一途な感情」と、横に延びる頭脳線の意味となる「物質的興味が高く、現実的な自分のこだわった理論を正義感を持って貫く志向」を併せ持った資質となるため、一般的に「我の強さや、頑固で負けず嫌いな資質が、努力に繋がると人の上に立つ社長相」として捉えられます。(別記事「マスカケ線は徳川家康にもあった天下取り相?」参照)

 

  • シドニー線

対して、シドニー線は、感情線がしっかり別にあり、感情面は、その感情線により資質は変わります。(別記事「感情線の長さ」「感情線の先端の方向」参照)

そして、頭脳線が非常に長く手の平のフチまで延びているため、思考が長くじっくり考える資質が大きな特長となることが分かります。

そのため、研究者や学者に多く現れていて、探求心を持って、自分のこだわりを独自に作り上げていくアーティストや経営者に多い手相とも言われます。

別記事「頭脳線の長さ」参照)

 

そのため、マスカケ線とシドニー線は異なるのですが、近年は「変形マスカケ線」として扱われることがあり、以下のような見え方である場合にはマスカケ要素が多くなります。
 

【上図(A)】

しっかりした感情線はなく、薄かったり、途切れていたり、小指下のフチを起点とした感情線が無い場合は、感情線とは捉えず、補助的な感情線の名残りとして、マスカケ相(もしくは変形マスカケ)と観る場合が多いです。
 

【上図(B)】

感情線はしっかりあるが、その下に手の平フチから出る線が頭脳線と重なるように見える場合は、反抗線と捉えても良く、意味としては、真横に延びる頭脳線のシドニー線と同じような意味となります。

別記事「反抗線」参照)

パーヴス・スミスさんの研究では、マスカケとは区別して、シドニー線の一種として扱われていますが、見え方としては、真横に1本繋がる線に観えるため、現在の手相学では、変形マスカケとして捉えることが多いようです。

 

出典:無料素材画像 写真AC
 

▼シドニー線の掌紋医学としての捉え方

 

掌紋医学では、頭脳線の変異とされ、パーヴイス・スミスさんの発表を基に「先天性の風疹」「白血病」「先天性のアルツハイマー認知症」の人に多く現れていて、発育が遅く学習能力や行動に異常が見られることが多い、という所見になっています。

 

しかし、これも、あくまで、それらの疾患の人の10人に1人程度にシドニー線があったということから示されたものであり、当てはまらない人の方が大多数なので、全体数からみてのリスクの可能性に過ぎません。

 

また、オーストラリア人の10人に1人にシドニー線があるという統計があり(日本人は、2%程度)、始めにシドニー線の研究発表したパーヴス・スミスさんはオーストラリア人で、発表されたのもシドニーということもあって、より感心も高く過剰に伝わってしまった可能性があります。

 

このシドニー線だけでは、先天的な疾患が実際になければ気にする必要ないですが、【上図(C)】のように、シドニー線が放物線状に垂れ下がる線となって、その頭脳線上に「島紋」と言われる丸い紋があったり、頭脳線と生命線の起点が離れる(KY線である)ほど、先に書いた先天性の疾患のリスクも増え、後天的な「肝臓がん」「白血病(血液の病気)」「乾癬」などの疾患に注意する必要があるとされています。

 

 

■幼児期「シドニー線+マスカケ線」の場合だけ先天性疾患に注意

掌紋医学上でも、あくまで、垂れ下がるシドニー線と、島紋や生命線・頭脳線の離れなどの組み合わせがなければ、それほど気にする必要は無いですが、傾向として、上図(B)のような線も含め、反抗線や小指側手の平フチに横線があるという場合に、肝臓への負担を示す意味があるので、食生活の乱れや不摂生、運動不足、ストレスなどが無いような生活習慣を心掛けていただくのが安心です。

 

また、出産時、赤ちゃんにシドニー線が現れているかは、念のために観ていただきたく、「特に、片手がシドニー線で、もう片方の手がマスカケ線の組み合わせ」の場合は注意が必要です。

ですが、幼児期にダウン症や血液の病気、脳障害など先天的な問題がでなければ心配しすぎる必要はありません。

 

そのため、シドニー線を持っていた場合、体質としての可能性は念のため頭に留めていただきたいですが、手相学の天才肌の珍しい資質として「熟考型の、じっくり考えることが好きで探求心豊かな、研究者や専門職として突出した才能が現れやすい特長」と捉えていただくことが自分の才能を活かす前向きな考えとして良いと思います。

 

 

 

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手相セラピスト:花岡正人