美をサポートする春の温泉! 女性を美しくするワケとは
温泉は、古代から受け継がれる素晴らしいエネルギーの宝庫です。温泉大国といわれる日本には、温泉地が多くあり年中入ることができますが、なかでも春の温泉は、女性を美しくするエネルギーに溢れています。そのワケを、スピリチュアルライフアドバイザーのKAORUがお伝えします。
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温泉とは?
日本は、世界一の温泉大国。温泉地の数は、約3100カ所あり、源泉も約2700カ所あるそうです。
温泉とは、地下から湧き出る温水のこと。雨水や海水、火山から吹き出たマグマが冷えるときに発生した水など、長い年月をかけて地下に浸み込みできたものです。
温泉が温かいのは、火山下のマグマ近くにある地下水が、高温の火山ガスや熱水により温められるからです。高温ではない温泉は、火山下ではなく平野部などの地下水で、地下深くなるほど地中の温度が上昇することにより加温されたものなのです。
古代から存在する温泉は、私たち人間よりも古い歴史があり、鉱物成分が含まれることから療養に使われ神聖で貴重なものとされてきました。その天与は、今も私たちを魅了し続けています。
美をサポートする9つの泉質
温泉には、大きく分けて9つの泉質があります。大自然の恵みを多く含んだ温泉は、美をサポートする女性の強い味方。泉質を知り、体調に合わせた温泉選びで心身を癒し美しさに磨きをかけてみませんか。
①単純温泉……リラックス・癒し作用
日本で最も一般的で一番多い泉質。ミネラル成分のバランスがよく肌にやさしい温泉。
②二酸化炭素泉……冷え性改善
炭酸ガスが血行を促進し、温熱効果を高め発汗作用を促進する。湯に浸かると身体に細かい泡が付く。
③炭酸水素塩泉……肌を柔らかくしスベスベにする作用
肌の古い角質や汚れを落とす作用がある。水分も一緒に抜けやすいため入浴後は、肌の保湿を忘れずに。
④塩化物泉……乾燥肌・冷え性改善
海の側にある温泉。塩分を多く含む泉質。塩分が肌に膜をつくるので保温保湿の作用がある。
⑤硫酸塩泉……乾燥肌改善・肌をツヤツヤしっとりさせる作用
柔らかな泉質。刺激が少なく肌がしっとりとする作用がある。苦みが強く無色透明の湯が多い。
⑥鉄泉……冷え性改善
鉄分を多く含む濃厚な茶色の湯。体を温める速度が早いといわれる泉質。
⑦硫黄泉……デトックス作用
硫黄の独特の匂いがある。殺菌作用がある強い泉質。血行を促進し代謝を高める作用がある。
⑧酸性泉……肌をサッパリさせる作用
すっきりとした泉質。肌の皮脂を柔らかくして落としやすくする作用や殺菌作用がある。
⑨ラジウム泉……冷え性改善・疲労回復作用・ストレス軽減作用
放射能が微量含まれている泉質。自律神経のバランスを整える作用がある。
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春の温泉で、心身が美しくなる「ソウゾウリョク」
温泉は、非日常を味わうことができます。日常を越えて時が止まる瞬間が心を自由にしてくれます。そこには、太古から地球が蓄えてきた山や海、大地、太陽や月の神聖なエネルギーが温泉に含まれているから。
春、楽しみなのは、近場の温泉に行き露天風呂に浸かること。春の草木が放つ清々しい香りと、温泉に浸かり無になる心から浮かんでくる「ソウゾウリョク」を楽しむのです。「ソウゾウリョク」とは、想像もしなかった生き方や発想を想像でき、その想像を創造していく力のこと。温泉には、本来備わる「ソウゾウリョク」を呼び覚ます力があるのです。
例えば、近代文学の作家たち。川端康成は、「伊豆の踊り子」を伊豆湯ヶ島温泉の「湯本館」で執筆、志賀直哉は、城崎温泉「三木屋」で過ごしたことを「城の崎にて」に書き、また、竹久夢二の美人画は、温泉旅館にてスケッチしたといわれています。温泉を愛した作家たちは、「ソウゾウリョク」という力を感じていたのかもしれません。
現代の私たちは、ボタン一つで情報を掴み、時間をかけずに簡単に食事を作り、摂ることもできます。便利になったことの代償として、心身を疲労させる状況も生まれているのではないでしょうか。
春には、「新しく生まれ変わる」というエネルギーがあります。温泉に浸かり心身を癒し回復させながら、「ソウゾウリョク」を養うこと、人の心や人生の在り方に「ソウゾウリョク」を使うこと、現代人に必要なことなのかもしれません。
先日読んだ一冊の本、ある女性の生き方が書かれていました。自分もその女性と同じ生き方をしたらどのような人生になるのかと想像が沸き、新しい自分を創造する一歩として温泉に浸かることを習慣にしたのです。
今日も、ぬるめの温泉に浸かりながら、女性の美しさとは、「ソウゾウリョク」を働かせた生き方から生まれてくるのだろう、そう思うのです。
スピリチュアルライフアドバイザー:KAORU