すべてが良くなる、「和」というバランス

すべてが良くなる、「和」というバランス

日本の伝統の中には、日本人本来の心の世界が宿る「和」があります。「和」には、人生が豊かになり、すべてが良くなるバランスのエネルギーが宿っています。「和」のバランスが、私たちに与えるエネルギーについて、スピリチュアルライフアドバイザーのKAORUがお伝えします。


出典:無料素材画像 写真AC

 

日本最古の鮨

世界で人気の日本食といえば、寿司が真っ先に頭に浮かびます。寿司は、和食が健康食という流行りから外国人にも人気。国内の有名寿司チェーン店は、海外に150店舗以上出店し売れ行きも好調なようです。

寿司は、祝い事、法事、年中行事など、一年の中で食卓に度々登場します。見た目も鮮やかでごちそうに見え、何より美味しいですね。

寿司の歴史は、一千年以上あり、そのルーツは滋賀県の郷土料理「鮒寿司」にあるといわれています。魚の保存方法として伝わった「鮒寿司」は、熟れ鮨の一つ。2〜5月の琵琶湖で摂れた鮒(ニゴロブナ)を塩漬けにしたあと、炊いた米飯に漬け乳酸菌で発酵させ作ります。発酵した米飯には酸味がつき、これを「鮓(すし)」といい、「鮨」の元となったものです。

鮒寿司は、ビタミン豊富で乳酸菌のパワーも強く、風邪の症状改善、整腸作用にも一役買うとのこと。

鮒寿司は、今でもハレの日には欠かせない食べ物としてあるそうです。

 

和のバランス

とりわけ日本料理は繊細で、素材の善し悪しにごまかしがきかないものが多くあります。なかでも寿司は、シンプルな調理だけにネタの鮮度はもちろん、シャリとネタのバランスが大切といわれています。

ある江戸前寿司の有名店に足を運んだときのこと。注文したにぎり寿司は、箸でつまんでもくずれないシャリが口の中ではホロリとほどけます。その上、口の中にすっぽりと収まる適当な大きさは、ネタとしゃりをじっくりと味わうことができるのです。職人の熟練の技は、艶やかに光り、至福の一瞬を作り上げるものなのだと技の素晴らしさに感動したものです。


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日本に伝わる「和」の伝統には、華道、茶道、書道、日本料理、日本庭園、武道などがあります。「和」に触れ礼節と感謝の心を持つことは、心身のバランスが整い、落ち着きと癒しを与えてくれます。「和」という伝統の技には、シンプルな究極の美しさがあり、バランスがある、日本人本来の心の世界なのです。

 

人生が良くなる、「和」のバランス

ハリウッド映画の場面に、日本を表現したであろうと思われるセットや衣装に異文化が混ざってしまうというものがよくあります。日本人役が実は他の国のアジア人であるということも。セリフの中には、日本を表す言葉もあり、例えば、映画「ラストサムライ」のアメリカ人のセリフ。

「誰も本音を言わない国ではっきり物を言い過ぎてね。」

日本は、このように思われているのかと、しみじみ思います。

日本人の気質に、「察する」というものがあります。はっきりと言葉で聞かずとも、その様子や表立っては見えない事情などを推測し感じ取ること。一人になりたいときそっとしておくこと、大変な仕事を抱えているときそっと力になる、日本人にある「察する」という技は「和」のバランスが育ててきたものなのです。自分の心を見つめて、そっと「察する」ことをしてみれば、バランスを整えていくことはできるはずです。

バランスが整い心身が落ち着いたとき、ふと舞い込んでくるヒントがあります。人生の道しるべとなるヒントが宇宙から伝わってくる瞬間は誰でもあり、誰でも気づくことができるのです。送られてくるヒントのエネルギーの力は、心身に伝わり、人生を豊かにしてくれることでしょう。それも、古代から伝わる「和」の一つなのです。

そういえば、随分前に見た映画、1984年に公開された「ベストキッド」。

「バランスを覚えているな。バランスはカラテだけじゃない、人生すべてだ。人生すべてバランスだ。すべて良くなる。」

カラテの師匠である日系2世「ミヤギさん」が、主人公の弟子に向けたセリフがふと蘇りました。日本人の「和」の心は世界に伝わっていた、大切な部分は正しく。30数年前の記憶の意味が、今、心に響いたのでした。晩ご飯は、ハレのお寿司にしようかな。

 

 

 


スピリチュアルライフアドバイザー:KAORU