心の霧が晴れる「禅」の言葉と、 年末大掃除がもたらす美しく生きること

年末の忙しい時期、大掃除は少し面倒に感じてしまうこともありますが、掃除をして綺麗になるとと気持ちよく新年を迎えることができますね。
また、大掃除は、美しく生きる心もつくることができます。
大掃除がもたらす効果を「禅」の言葉とともに、スピリチュアルライフアドバイザーのKAORUがお伝えします。

早めの大掃除がおすすめ


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大掃除は、日本に古くから伝わる年中行事です。
日本古来、大掃除は、煤払い(すすはらい)といわれ、12月13日に一年の汚れ、厄や穢れを祓い、正月に年神様を迎える準備として行われてきました。
また、煤払いは、神社仏閣の年末の行事としても伝えられています。

最近では、大掃除を年末に行うことが多いですね。
12月は師走というだけあり、年末年始の準備や今年のうちに澄ませておきたい用事などで慌ただしく、時間が駆け足で過ぎていきます。

今年の大掃除、早めに終わらせてみてはいかがでしょうか。
11月中ならば、気温が高めで暖かい日があり、体も少し楽に掃除が出来ます。
神棚をはじめ、台所、普段しない掃除場所(家中の高い部分に溜まったホコリや窓ガラス・サッシ、庭の植木など)を終わらせ、12月を走らずゆっくり過ごしてみませんか。
年末までは、普段のお掃除で十分綺麗に過ごせますよ。

【12月「師走」の語源】
その昔、旧暦の12月になると師(僧侶)を迎え、経を読んでもらう風習があったそうです。僧侶が多忙になり慌ただしく走り回ることから「師馳せ月(しはせづき)」といい、その言葉が誤って伝わったことで「師走(しわす)」となったといわれています。

禅の言葉、心が作り出す世界

仏教の一派に「禅宗」があります。
「禅」ともいい、6世紀初めにインドから中国へと渡り、日本には鎌倉時代に伝わったといわれています。
自分の心を整えることを修行とする「禅」。
座禅、掃除、食事、修行など、禅僧は、日々を丁寧に暮らしています。

「禅」には「禅語」という言葉があります。
その一つに、自分の品位について考えさせられる言葉がありました。
「一切唯心造(いっさいゆいしんぞう)」。
自分に関わるすべての出来事や存在するものは、自分の心が作り出したというもの。つまり自分の周りの環境は、自分の心を写す鏡ということを意味しています。

仏教では、「美しい世界は、美しい心にしか映らない」といわれ、「禅語」の「一切唯心造」から考えたならば、心と自分のいる世界は繋がっているということ。自分の世界が美しいか考えさせられます。

美しい世界が映る美しい心をつくるには、自分の一番身近な環境である住居、まずはここを美しく整えてみれば、心には少なからず、いえ、多いに変化があるはずです。
穢れを祓う大掃除、その伝統は、家だけではなく、自分の心を美しく、自分の周りの環境さえも美しくする、そんな機会を与えてくれる行事でもあるのです。

エネルギーを整え、美しく穏やかに生きる


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ときとして湧いて出る嫉妬や劣等感は、とても辛い感情であり心も醜く歪んでしまいます。穏やかでいることもとても難しくなりますね。
美しい心と裏腹の感情は、人との比較により生まれやすくなります。
人との関わりがある限り比較することを全くしないことは、大変なことですが、辛い心の状態を救ってくれる方法があります。

それは掃除なのです。
私たちは、気というエネルギーを発しています。そのエネルギーは生活環境を作り出し、心を映し出します。

掃除をすることで、身の回りの環境が美しく整い、人の目に触れない場所も整理整頓されていきます。
例えば、下着やペディキュアに気を配るのと同じことなのです。
自分を大切に思う気持ちが心を満たしてくれる幸せな効果があり、満たされた心は、エネルギーが整い、心がブレなくなり、人と比較することも無くなります。

そして、ホコリを祓い、汚れを落とすことは、心の霧を祓うこと。
今まで見えていなかった周りの環境や人の感情、自分自身の心もよく見えるようになり、謙虚であることが心を美しくさせ楽に穏やかに過ごせることに気づくはずです。

年末の大掃除をきっかけに、美しく身の回りを整えてみませんか。
美しく整えられた生活環境は、新年、神様をお迎えする場所にふさわしく、美しい心にしか映らない素晴らしい世界をもたらしてくれるはずですよ。

スピリチュアルライフアドバイザー:KAORU