【手相】爪に横溝や縦溝があるけど大丈夫? 

■爪は体表に現れる健康のバロメータ

手相学では、手の平の線や形などが注目されますが、指紋や爪も手相鑑定の一部として利用されています。
しかし、爪診断は、占いとして観るような見方もありますが、医学的な見方(内科、皮膚科)としての診断でも使われる分野で、爪の下の毛細血管が透けて見えたり、末梢神経、毛細血管の集まる部分として健康状態の変化が見えやすい場所にもなっているので、日頃の健康チェックや体質チェックをすることが出来ます。
今回は、その爪診断の中でも、気にされている方が多い、『爪の横溝/縦溝』についてお話しさせていただきます。


出展:花岡正人

■爪の横溝は、過去半年の病歴や薬・食事の変化の場合が多い

上図をご覧ください。
爪の伸びる速さは、個人差もありますが、一日で約0.1mm程度です。
そうすると、大体爪の根元から生成されて爪先まで伸びていくのに5~6ヵ月かかることになりますので、爪に出来た傷や溝がどれくらいで先端に消えていくかが分かることになります。
(爪の真ん中ぐらいに溝がある場合は、3ヵ月くらい前の体調の変化の可能性)

<半年前までにかかった病気や服用した薬により溝や凹凸などができる>

身体の変化が起きて、爪の発育を妨げるような刺激を爪母に与えられた時に爪に凹凸や溝が発生しますが、症状が軽い時には、溝ではなく点状の凹みとして現れることもあります。

▼一番多いのは、ちょっとした発熱や薬の服用、体調不良などで出来る溝です。
その溝や凹みが強くなっていると、急性の病気(急性熱性疾患、ビタミンA欠乏、低カルシウム血症、湿疹、皮膚炎など)の可能性があり、その症状が長引くほど幅の広い溝や段にもなります。

▼重度の糖尿病や腎臓疾患でも横溝や段が出る場合がありますが、この場合は時期に関係なく、常に爪に溝や段が出来ています。

▼指により負担がかかっている部位が分かります。溝というより大きな凹みや段がある場合は特に気を配りたいです。
【親 指】神経系、肺
【人差指】皮膚系、大腸
【中 指】腎臓(尿酸系)、心臓、血液循環器系
【薬 指】眼、気管支・呼吸器系、ホルモンバランス、代謝
【小 指】咽喉、胆のう、神経痛、心臓、腎臓、耳

<爪をよくイジルような人も爪に溝や凹凸ができやすい>

病気や身体の変化以外として、爪に溝が出来る場合もあります。
爪の手入れをよくする人や、マニュキュアを使う時など、爪の根元の爪上皮(甘皮)を押し込んだり削ったりすると生成されたばかりのまだ水分を多く含んだ爪の根元(爪母)を傷つけて変形させてしまうことがあり、その傷が溝や凹凸として伸びて目立つような見えかたとなります。
ですので、爪をきれいに見せたいのであれば、甘皮を削るのは安易にしない方が良く、必要であればネイルケアの専門の方にお願いすることが望ましいです。

■爪の縦溝の多くは「老化」! 歳を取れば誰でも現れます

爪の縦溝は、歳を取れば誰にでも出る老化現象ですので、気にする必要はありません。
しかし、私も鑑定で爪を観ることがありますが、80歳を越えるような年配者の方でも縦溝がほとんどない人もいます。
通常、40歳くらいから出始めて50歳には多くの人に細かい縦溝を観ることが出来ます。
老化現象なので、問題はないのですが、その度合いが大きいほど栄養バランスが悪いという見方もあるので、日頃の健康チェックとして診るのも良いかもしれませんね。

<栄養バランスの乱れ>

「消化器系」や「肝臓」「腎臓」などが弱って疲労が溜まっている可能性があります。
▼たくさんの隆起した縦筋と割れやすい爪を伴うと、胃腸系疾患の可能性もあります。
▼割れやすい爪の場合は、皮膚や心臓の弱さを表すこともあります。
▼凹凸の多い縦筋や目元の縦筋が目立ち、爪全体に丸みがある場合は、呼吸器系の疾患の可能性があります。

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 ■きれいな爪は心も豊かにします。


爪の溝や凸凹は、単にネイルケアや日頃の手入れだけでは、どうしようもなく、爪の美しさは身体の内面から出る健康状態の現れですので、日頃の健康管理や不摂生の無い生活がとても大切であることは言うまでもありません。

そして、健康に気遣える人は、生活環境も整い、心にも余裕のある人が多く、怠ける人だけではなく、頑張り過ぎたり、忙しすぎる人の身体も酷使やストレスで爪の生成が乱れますので、日頃から爪をチェックできるくらいの余裕ある生活を心掛けていただければ幸いです。

出典:無料素材画像 写真AC

手相セラピスト:花岡正人