島根だけは神在月!? 出雲大社と神様のつながり

神在月と呼ばれる理由は?


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元々、日本には全国いろいろな神様がいると言われています。そして、その数はとても多く、数えきれないほどいるのだとか。そのため、日本では古くからこの神様たちのことを「八百万の神(やおよろずのかみ)」と呼んでいます。この神様たちは、年に一度集まって会議を行うとされ、その場所が「出雲大社」です。この時期になると、日本各地から神様がいなくなるからこそ、「神無月」と呼ばれています。しかし、出雲大社だけは、神様が逆に集まってくるからこそ、「神在月」と呼び方が変化しているのです。

何で神様は出雲に来るのか

この神無月に神様が出雲に集まる伝承は「平安時代」からいろいろな資料で記されています。民間伝承では、出雲大社や「佐太神社」に集まり、「酒造り」や「縁結び」について会議を行うといわれているのです。しかし、何で集まってくるのか。それは、「大国主神(おおくにぬしのかみ)」が「天照大神(あまてらすのおおかみ)」に国を譲ったとき、精神世界や死後の世界を治めるようにといわれたとか。しかし、まだ経験の浅かった「大国主神」は他の神様からも知恵を借りたいと相談することにしたのです。そのため、旧暦の10月に全国の神様は出雲に集まるといわれています。例外もあり、神様によっては、出雲に来ずにお留守番をしている神様もいるとか……


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縁結びとも強い関連が……

出雲大社といえば、「縁結びの神様」としても有名です。その由来も一緒に見てみましょう。古くから、八百万の神が出雲大社に集まったとき、それぞれの男女の名前を書いてから相談して一緒になる人を決めていたと言われています。そして、お互いの札を結びつけ、「縁を結んでいた」ことも有名になった要因の1つです。また、神在月には、神様たちが集まり様々な話し合いをして縁が結ばれます。その中でも代表的な「男女の縁結び」が注目されたことで、出雲大社も有名になったのでしょう。

島根だけの独特な呼び方ではありますが、その由来を紐解いてみると、とても神秘的な意味を持っています。この機会に、出雲に行ってみると、普段とは違う自分に出会う機会に恵まれるかもしれません。

占いコラムニスト:水守湊