この部首が入った漢字を使えば運は上がる②ー部首に隠された語源を知って命名・改名に臨もう

之繞(しんにょう)は、“立ち止まりながら歩を進める”が語源です


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しんにょうの“辶・⻌”は、もともと“辵”で、十字路で立ち止まる様を表した、会意+象形文字です。立ち止まりつつ、進む。走る、の意味もあります。この部首を名前に持つと、地に足をつけて周囲を見渡しながら一歩一歩物事を進めてゆく、極めて沈着冷静な頼れる人物になれそうです。また出世のスピードが速く、比較的若い時分に世に出たり、脚光を浴びることがあるでしょう。人名に使う代表的なしんにょうの漢字といえば「進」が挙げられますが、数多くのヒット曲を持つ人気演歌歌手や、ノーベル賞を受賞した偉大な生物学者、多くの映画やドラマで活躍する人気俳優、そして未来の首相と噂される自民党の若手ホープなど、成功者に多く之繞を持つ方がいらっしゃいます。若くして脚光を浴びたいなら、しんにょうを名前に使うと良いでしょう。

阝(おおざと)は、村人が座ってくつろぐ様を表した部首です

もともとは『邑』という会意文字です。この漢字が成立したのは前回解説した人偏(にんべん)と同じで、紀元前の黄河文明時代。人々は竪穴式住居に暮らしながら、ムラ単位でコミュニティを形成し、緩やかな共同生活の連合体を形成していました。ムラの寄合(酒を飲みながら地域の運営をどうやって行うかを議論する場)で、車座になって寛ぎながら楽しく話し合っている様から出てきたのが、この漢字の語源です。この部首を名前に持つと、楽しい雰囲気の中で自然と仲間や友人に恵まれ、大きな成功を大きな成功を収めるでしょう。人名に使う代表的なおおざとの漢字といえば「郁、郎」などが挙げられます。アイドルバンドのメインボーカルとして颯爽と登場し、ソロでも大ヒットを飛ばす人気歌手や、戦後の日本画壇の重鎮として活躍した日本画家、10代でNHK朝の連続テレビドラマの主演を務め、今後が期待される若手女優、語源となった寄合は後の役員会議、議会に発展したことから、近代日本を代表する実業家や総理大臣を務めた政治家など、進んだ世界のトップに登り詰めた名士が並んでいます。

衣偏(ころもへん)は、裕福であることを表した部首です

ころもへんは、“ころも”と名のつく通り、人間が衣服を着た様を表します。漢字が成立した時代、人間が衣服を着ることは、地域の豪族や有力者の権勢を表していました。そこから“服がたくさんある=豊かである”という語意が生まれたようです。現在でも「袖、袴、裾、襟」と、衣服関係の漢字が並んでいますが、ここに“谷”というつくりを加えると「裕」の字になります。この字の成り立ちは、“裕福な家に住む人が、着物を着ようとしているさま”から来た形声文字です。男性、女性問わず日本人の人名でよく使われるポピュラーな漢字ですが、若くして人気を獲得し、その後も第一線で活躍を続ける人気歌手、俳優には、特にこの漢字を持っておられる方が多いです。まさに感じが表す通り、裕福になることを約束された大変な吉字であると言えるでしょう。

以上、人名で使われる、代表的な部首について解説させて頂きました。
また、機会があれば、別の部首についてもお話したいと思っております。
(了)

姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰:八田靖彦