まずはセージの歴史から
出典:無料画像素材写真AC
ホワイトセージは、草丈80cmほどで、葉はシルバーに近い色合いのものです。そして、なめし革のようになめらか。花は白くやさしい雰囲気を持っています。もともと、この ホワイトセージは「ネイティブアメリカン」が儀式や、土地の洗浄のために使っていたのです。そして、葉っぱも厚みがあるので乾燥させてもあまり薄くならないのが特徴。
ちなみに、「生の葉」を抽出したものと、「乾燥させた葉」を蒸留した場合では香りに 変化が現れるのです。生の葉の方は、少し「フルーティ」な香りが特徴で、乾燥葉の方は燻したホワイトセージの香りがストレートに感じられるのです。
その効果と効能とは?
体への効能は、風邪や感染症などに効果を発揮してくれます。そのため、喉がイガイガ して痛いと感じたりリンパが腫れたりしたときには、このアロマを使ってみてください。「鎮痛作用」と「鎮静作用」の両方を持っていますので、「筋肉痛」にも効果あり。
しかし、ホワイトセージは一般的な「クラリセージ」よりも刺激が強いところがあり ます。ですから、使う時には気をつけて……。
そして、心への効果は自分の気持ちを少しずつ整えていくというもの。自分の心の中で 良いエネルギーをためていきたいと考えているのなら、このアロマを手のひらに1滴
落としてみてください。そして、直接香りを楽しんでみると、気持ちが自然と高まって いくでしょう。
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このホワイトセージの組み合わせでベストなのは……
このホワイトセージに合うアロマは、「シトラス系」や「ハーバル系」とも相性が良い です。基本的にホワイトセージは単品で使うことが多いといわれていますが、部屋の中で「ルームスプレー」として使う場合は、「ベルガモット」や「コリアンダー」、
「クローブ」等と組み合わせてみてください。すると、落ち着く香りを作り出せます。
そして、深くリラックスすることで、心身ともに健康へと近づくかもしれません。
浄化の力を強く持っているホワイトセージは、自分の体調もゆっくりと整えてくれます。そして、身の回りの浄化を進めていくことで、良い運気を呼び込めるのです。
<出典・参考文献>
・『感じるハーブ あなたの心と身体を変える70の効能』(外山たち著)2005・EH春潮社
・『おうちで育てて、おいしく元気!キッチンハーブ』(小川恭弘監修)2015・学研パブリッシング
・『HERB BIBLE―人気ハーブの効能と使い方がよくわかる本』(アースプランツオーガニゼーション監修)2005・双葉社
占いコラムニスト:水守湊