ミントのアロマオイルはペパーミントだけじゃない! ミントの種類と効能について

ペパーミントの次に知名度があるかも!


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ミントとして有名なのはペパーミントともう1つ「スペアミント」です。このアロマは古くから古代ギリシャ人が「強壮剤」として使っていました。原産はギリシャではありますが、今一番作っているのはアメリカ。現在は、インドなどでも作られているのです。名前のスペアは「槍」という意味で、葉先が尖っていることが由来に  なっています。このミントの特徴は、メントールがほぼ含まれていないということ。そのため、香りも穏やかで甘めになります。ですから、キャンディーなどに含まれているミントは、ほぼこのスペアミントなのです。
効能として、頭をスッキリさせて集中力を上げてくれるとか。同時に、心も落ち着けてくれるので、寝る前などに嗅ぐとリラックスできるでしょう。

子供にも使えるミントならコレがおすすめ

モロッコで主に栽培されているミントで、「ナナミント」といわれています。ナナは「小さい」という意味を持っているのです。このミントは、スペアミントの仲間のため、精油にはメントールは含まれておらず、柔らかい香りと甘さが特徴。また、このナナミントはスペアミントよりも穏やかな香りで、リラックスしたいけど、意識を覚醒させたくないときには最適になります。また、このミントは「ミントティー」として、「ムスリム諸国」で愛されているのです。


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メントールの抽出が主に栽培されていました

強力な冷却作用を持っていて、メントールの刺激的な香りが特徴なのは、この「コーンミント」になります。 抽出の方法は、花が出る前に収穫し、乾燥させてから蒸留させるのです。あまり市販されていないものであり、扱うときには注意が必要。メントールは、長時間吸引していると「急性毒性」の危険があるのです。また、皮膚に塗る際も、局部だけにしておきましょう。もし、広い範囲に塗ってしまうと、「低体温症」の恐れがある  とか。効能として、頭をスッキリとさせてくれますが、使う時間は短くしましょう。そして、皮膚に塗る場合も患部だけにしてください。

ミントだけでもさまざまな種類があります。ですから、自分が一体何を使いたいのかをしっかりと考えながら 選んでみると、生活が少しずつ豊かになるのです。

<出典・参考文献>
・『感じるハーブ あなたの心と身体を変える70の効能』(外山たち著)2005・EH春潮社
・『おうちで育てて、おいしく元気!キッチンハーブ』(小川恭弘監修)2015・学研パブリッシング
・『HERB BIBLE―人気ハーブの効能と使い方がよくわかる本』(アースプランツオーガニゼーション監修)2005・双葉社

占いコラムニスト:水守湊