仕事をはかどらせるために、エメットの法則を実践してみよう

エメットの法則とは


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エメットの法則とは、タイムマネジメント専門家であるリタ・エメットが提唱した法則です。

・仕事を先延ばしにすることは、片付けることの倍の時間とエネルギーを必要とする
・先延ばしにする原因のひとつは、完璧さに対するこだわりである

これらのふたつの法則がエメットの法則です。

面倒な仕事や気乗りのしないタスクは後回しにしてしまうことが多いですが、取り掛かるのに躊躇していると、さらに仕事が溜まってしまい、気付いたときには手が付けられないくらい、面倒な事態に陥っているときがあります。
早い段階で処理しておけば、それほど難解ではなかったはずなのに、後回しにしたせいで、その仕事を片付けるのに当初の予想よりも何倍もの労力が必要になってしまったという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

面倒な仕事や嫌な仕事から片付けていく

仕事を先送りにしたことで、その仕事の問題が大きくなってしまいますし、単純にやろうとしていたことを忘れてしまい、それを思い出す作業が必要になるなど結果的に多くの時間を無駄にすることになってしまいます。

ビジネスシーンにおいて、納期遅れや品質不良などのクレームが発生した場合、初期段階で瞬時に対応していれば、大事に至らなかったのに、取引先に怒られるのが嫌だという単純な理由で収拾がつかなくなったというケースも多いです。

「楽な仕事から先に始める」もしくは「この仕事をする気にならない」などといった短絡的な理由で先送りにするのではなく、エメットの法則を使用し、面倒な仕事や嫌な作業から始めることをおすすめします。

完璧さを意識しない


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なぜ、人は面倒なことや嫌なことを先延ばしにしてしまうのでしょうか。その理由はエメットの法則に示されています。完璧さに対するこだわりです。
完璧主義者に多い傾向ですが、取り組む仕事が困難であればあるほど、入念な準備や対策を行っておかないと、不安になってしまいます。そして、目前のタスクに取り掛かれなくなってしまいます。

完璧主義者は「集中できるときに対応する」「時間の余裕があるときに対応する」
「参考資料が集まっていない」などの理由で環境面を考えようとしてしまいます。心構えは大切ですが、問題解決に向けて動き出さない限り、問題解決に最適な状態はいつまでも、訪れません。

完璧主義者が完璧さを追求するあまり、その考えそのものが目前の仕事に取り組みたくないという理由となってしまいます。ビジネスシーンでは、面倒な仕事や急に発生した事案は半分でも良いですから、前倒しで進行させていくことが非常に重要です。

エメットの法則への理解を深めておくと、ビジネスシーンにおいて、時間を有効に使用することが可能となるでしょう。

心理学ライター:響孝二