この部首が入った漢字を使えば運は上がるー部首に隠された語源を知って命名・改名に臨もう

以前、『姓名は生命であるー“画数の正しい数え方”を頭に叩きこんで命名に臨もう』という記事を書いた際、漢字を構成する部首の、正しい画数の数え方についてお話させて頂きました。

さんずいは“水”の意味で4画、にくづきは“肉”の意味で6画などと記しましたが、その際、その部首がどういう成り立ちで、どういう意味があって成立したかという点までは言及しませんでした。
部首もまた、人名に大きな影響を及ぼす重要なファクターです。今回は、人名でよく使用される部首を取り上げ、解説したいと思います。

王偏(おうへん/たまへん)は、古代の王族が身につけた宝石が語源の一つです


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この“王”は、優れたもの、美しいという意味で、この部首を名前に持つと美男美女に育つ可能性が高いといえます。また、恵まれたルックスから自然と金運にも恵まれ、裕福な生活を送ることができるでしょう。人名に使う代表的な王偏の漢字といえば「瑞、環、琢、理、珠」あたりが挙げられますが、戦前に人気を博したオペラ歌手や息の長い大物俳優、ベストセラーを生み続ける人気作家、そして日本で最もCDセールスを挙げるアイドルグループの人気ナンバーワンメンバーにも、王偏を持つ方がいらっしゃいます。文字通り、天下を獲ることに直結した、非常に吉意の強い部首と言えるでしょう。

人偏(にんべん)は、文字通り人間を表す部首です


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漢字が成立した紀元前の黄河文明時代、人々は竪穴式住居に暮らしながら、ムラ単位でコミュニティを形成し、緩やかな共同生活の連合体を形成していました。文字通り、人間とは“人の間で生きる”という考え方がここから発祥したと言えるでしょう。この部首を名前に持つと、人間関係が円滑になり、他人から好かれる暗示があります。また、味方も増え、その人々の助力で、大きな成功を収めるでしょう。人名に使う代表的な人偏の漢字といえば「仁、佳、佐、伸」などが挙げられます。サッカーの日本代表経験者や日本の音楽シーンに君臨する大物ロックバンドのカリスマボーカル、日本を代表する自動車メーカーの創業者、伝説のゲームクリエイターなど、本人の努力だけでなく多くの仲間の協力でその世界のトップに登り詰めた名士が並んでいます。

示偏(しめすへん)は、神事に関わることを表した部首です

漢字が成立した時代、人々は自然災害、病気平癒のために祈禱を行い、まさに祭祀が人間の生活の根本に横たわっていました。そこから、人間が祭壇に向かって手を伸ばし、供物を捧げる様がしめすへんの語源になったと考えられています。「社、祝、神、禅、祖、礼、祈、祐、福、祉」と、現在でも一見して神社、奉仕関係で使われている漢字が並びます。これらの漢字を人名に持つと、文字通り神主、巫女など神社関係の仕事に就いたり、或いは福祉施設、病院などで弱者の世話をするなど、誰かに奉仕する人生を選択する暗示があります。また、“神と繋がる”の意味がありますので、インスピレーションが必要な作詞作曲や絵画などアーティスト関係の道に進んだり、或いは占いなどスピリチュアル関係の仕事を選ぶ方もいるかもしれません。なかなか、尋常ならざる人生を歩む可能性が高いので、“安定した普通の人生を送ってほしい”と願うご両親は、赤ちゃんにしめすへんの漢字を名付けるのは避けた方が良いかもしれません。

以上、人名で使われる、代表的な部首について解説させて頂きました。
また、機会があれば、別の部首についてもお話したいと思っております。


姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰:八田 靖彦